今回ご紹介させて頂きます加工品事例は、メーカー様より試作品のご用命により、5軸マシニングセンタを用いた切削加工事例となります。試作ですので形状をまずは確認するため、切削性の観点から今回は材質としてアルミ（A5052P)を選択されました。なお、今回弊社では施工致しませんでしたが、実際の用途では切削加工終了の後、滑りレール面（画像上２本の溝切削加工が行なわれた連続Ｒ面）にテフロンコート加工を行い使用されるとの事です。 5軸加工の特性を生かし、材料ブロックより単一面の加工処理を行い必要最小限の底面加工とチャッキング方法の確立をします。次にチャッキング面を底面としてワークを保持し、残り５面について3D加工を行いました。今回の加工事例の特徴は、一見均一に見える滑りレール面が、実は複数のR形状が連なってできているということです。この箇所の加工についてはお客様から頂いたCADによりCAM生成されたプログラムで加工しております。 この試作のようにアルミの単品加工・小ロット加工は金属加工エクスプレス.JPにご相談ください。